JR中野駅周辺5会場で10月22日・23日、ハイカルチャー&サブカルチャーの祭典「中野文化祭」が開催された。
(関連フォト)漫画家・東村アキコさんトークライブはICTCOで開催
同イベントは同区内のサブカル系若手イベンターらが集まって企画し、サブカル文化を中心とした中野のコンテンツを集約したイベント集合体の総称で、今年で2度目の開催。会場は、中野サンプラザ前や各フロア、中野区役所前広場、中野駅前南口商店街、中野区産業振興拠点ICTCO、中野四季の森公園の5カ所。
中野サンプラザ前の特設ステージでは、「中野アニソン文化祭」「中野アイドル文化祭」や「ワールドコスプレサミット」東京予選、「PRIME☆STAR」新作発表会、ニューギン提供「花の慶次X(イクサ)~雲のかなたに~」導入記念スペシャルライブ、「noraスペシャルステージ」や「Crocodileスペシャルステージ」などを開催。アイドル登場時には会場から人が溢れていた。同施設内で開催されたヘッドホンやイヤホンの祭典「秋のヘッドフォン祭」の来場者数は、2日間で過去最高の1万人を記録した。
コスプレイベント「MAGFesta(マグフェスタ)」、アニメ監督や「聖地巡礼」の専門家による地域×アニメの方策を学ぶ4コマのセミナー「NAKANOで地域×アニメとは何かを学ぶセミナー」、漫画家・東村アキコさんと東村プロダクションの芸人たちのお悩み相談トークイベント「東村アキコ・虹組キララの身も蓋(ふた)もナイトin 中野文化祭」も開催された。「地域×アニメとは何かを学ぶセミナー」には、中野区内で街づくりを考えるメンバーらも参加した。
中野四季の森公園のステージでは「中野アイドル文化祭」「中野アニソン文化祭」、現在MAGES.(メージス)社が制作する2036年の中野を舞台としたゲーム「アノニマスコード」とのコラボ脱出ゲームも実施されたほか、英国パブ「THE FooTNiK」ではDJイベント「サイレントディスコ」も開催。同エリアに併設する拡張公園ではビジョンカーによる「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の青空応援上映も行われた。
実行委員長の中村あずみさんは「参加してくださったアーティスト、協力いただいた中野区や会場関係者、企業やスタッフ、そして何よりも来場いただいた皆さまのおかげで、とても充実した、素晴らしい中野文化祭を無事終えることができた。今回のイベントが、少しでも楽しい秋の思い出になればうれしい」と振り返った。「次回はゴールデンウイーク前半の開催予定」とも。
初めて参加したというコスプレイヤーの30代男性は「下の方から自撮りすると、自分と中野サンプラザが一体になれることを見つけた。この場所が取り壊されるとネットで見てショックだったが、アイドルやアニメ、サブカルの聖地が変わるわけではない。今までと同じように、みんなが楽しめるサンプラザになればいい」と話していた。