中野・青梅街道沿い鍋横商店街近くに12月8日、中高年向けの会員制自由空間「おとなの1年2組」(中野区中央4、TEL 03-5340-7260)がオープンした。運営はシニアシスト協会。
空間のコンセプトは「大人の居場所を作る」こと。定年退職したがまだまだ新しいことにチャレンジしたい人や、さまざまな仲間とコミュニケーションが取りたい人などをターゲットとした中高年向けのコワーキング・スペース。「学校」をテーマに「教頭」を務める大橋利之さんは「中高年の女性は話題も仲間もたくさんあり、同じ場所で何時間も時間を使うことができるが、男性にはそれができない。若者向けのコワーキング・スペースはたくさんあるが、中高年には利用しづらい。このスペースは特に中高年の男性の居場所として提供したい。もう一旗揚げる場所にしてもらいたい」と話す。
「1-1」から「1-5」まで教室の札のようにエリア分けがされているスペースには仕切りは設けない。各「教室」では新聞や雑誌、PCが自由に利用でき、コーヒーなどもフリードリンク。プレゼンはパワーポイントではなく紙芝居、コルクボードの掲示板には手書きのメモがピンで張り付けてあり、昔ながらの手法でコミュニケーションが取りやすい手法を取り入れている。「入学」時に記載するパーソナル情報を基に運営側で会員同士を結び付ける手伝いをするのも特徴の一つ。
「クラブ活動」もほぼ毎日行われていて、今月23日には国際箸学会主催の「箸リンピック」も開催予定。箸を使って一方の器からもう一方へと殻付きピーナツを素早く移動させる競技で、公式ルールも定められている大会。来年には書き初め大会や暗闇トーク大会も予定する。
入会金=1万円、利用はワンデー会員=1,500円、プラチナやゴールドなどの月会員も。営業時間は7時~19時。