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中野もみじ山通りの人気チーズケーキ専門店が閉店へ 40年の歴史に幕

店主の小林春男さん

店主の小林春男さん

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 大久保通り「紅葉山公園下交差点」からもみじ山通りを南下したところにあるチーズケーキ専門店「SHUN(シュン)」(中野区中央4)が、来年3月末で閉店することが分かった。

(関連フォト)中野の逸品グランプリにも登場した「ジャーマン」

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 同店は1976(昭和51)年に創業。六本木「アマンド」(港区六本木6)のコックとして働いていた小林春男さんが、当時六本木で流行していたチーズケーキに魅せられ、独学でチーズケーキを学び、同地に店を構えたという。店名は自身の名前である春男の「春」と、「旬のもの」を掛けて「シュン」とした。「当時の六本木は、いろいろな国の料理店があったが、どこも名物のチーズケーキを出していて、とても魅力的だった。自分もチーズケーキで勝負してみたかった」と当時を振り返る。

 「レアチーズケーキ」「コスモポリタン」「ジャーマン」などの定番チーズケーキに「アップルチーズケーキ」「紅茶のチーズケーキ」などの期間限定商品を合わせて、毎日10種類以上のチーズケーキをショーケースに並べる。最近では「中野の逸品グランプリ」などにもエントリーされるなど人気店となっていたが、40年目の今年、67歳となった小林さんは「もう年だし、肘や腰も痛いので引退を決意した。40年間続けられたことを誇りに思う」と話す。「引退してみないと感情が湧いてこないが、今は毎日一生懸命、自分がおいしいと信じるチーズケーキを作るだけ」とも。

 営業時間は10時~20時30分。月曜・火曜定休。

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