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なかのZEROで被災地福島の子ども保養施設「沖縄・球美の里」1周年イベント

「沖縄・球美の里」に滞在する被災地福島の子どもたち

「沖縄・球美の里」に滞在する被災地福島の子どもたち

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 なかのZEROホール(中野区中野2)で6月8日、福島第一原発事故で被害を受けた子どもたちの健康回復のための保養センター「沖縄・球美の里」(沖縄県島尻郡)の1周年記念イベントが開催される。主催はNPO 法人「沖縄・球美の里」とフォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」を発行しているデイズジャパン(世田谷区)。

宮崎駿さんデザインの「沖縄・球美の里」ロゴ

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 福島第一原発事故発生時に、「放射能測定器支援募金」を開始し、福島県の市民団体に食品測定器やホールボディーカウンターを送るなどの活動をしてきたデイズジャパンが中心となって、昨年7月5日に久米島に設立した同施設。4月までに福島からの被災者家族を約500人受け入れてきた。同NPO法人理事長で同社社長の広河隆一さんは「汚染された土地に今も住んでいる子どもや、事故当時被ばくした子どもたちは、一定期間保養することによって、健康を回復し、将来の病気の発症を防ぐことが可能であると考え、久米島に施設を作った」と話す。

 同イベントでは、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さんによる特別講演「放射線の健康障害の真実」、元NHKアナウンサー堀潤さんによる講演「市民発信でみんなを守ろう」、いわき放射能市民測定室たらちね事務局長の鈴木薫さんによる講演「子どもを保養に送り出して」、広河理事長による「沖縄・球美の里、1年の報告」が行われる。

 同社でイベントを企画する根本美樹さんは「最近著しい発展を遂げている中野、区を挙げて被災地支援を積極的に行っていると聞いている。福島、被ばく、球美の里のことなど、より多くの人たちに聞いてもらいたいと思い、この地を選んだ」と話す。

 入場料=1,000円(高校生以下、70歳以上無料)。定員は500人、イベントの申し込みは「沖縄・球美の里」公式サイトまで。

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