中華麺の製造販売をしている1917(大正6)年創業の老舗食品メーカー「大成食品」(中野区新井2)は6月1日、生うどんの直売店「麺の停車場 楽麦舎」(同新井3)をオープンした。
同社はラーメンやつけ麺を中心とした中華麺の製造販売をメーンに、うどんは50年以上前から「不定期で」製造販売。2カ月前から本格的なうどん麺を研究開始。すでに本社敷地内にある中華麺直営店「楽麦舎」では期間限定販売していて、「思いのほか売れ行きが良かった」こともあり、同直売店を開店した。
営業日は土曜のみ。前日に同社製麺技能士がじっくりこねた生地を一晩寝かせ、販売当日の朝に再度こねた上で切った生うどんを販売。1パック=450グラム(約3人前、390円)、ダシじょうゆの販売も行っているほか、試食などを準備する予定もある。
同社ではアンテナショップとして運営しているラーメン店のうち「麺彩房中野本店」を6月10日と24日の2日限り「うどん店」として営業。「かけうどん」や「つけうどん」を中心としたメニューを全品300円で提供する。うどんは80食分を用意、開店の11時30分から食材が無くなり次第終了。
「うどんジャック」イベントについて同社常務の鳥居憲太郎さんは「うどんを主力商品の一つとして加えるために研究を重ねてきた。今回のジャックイベントが成功すれば、来月以降も第2・第4月曜に企画したい」と話している。