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中野区新井の居酒屋 「ほこらしゃ」10周年-奄美料理や黒糖焼酎など

奄美大島の名物料理や黒糖焼酎

奄美大島の名物料理や黒糖焼酎

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 薬師あいロード商店街の奄美居酒屋「ほこらしゃ」(中野区新井1、TEL 03-3319-7600)が5月26日で開店10周年を迎えた。

10周年当日の「ほこらしゃ」には多くの花

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 おかみの形屋篤子さんは当時もう1人の共同経営者と共に「鹿児島県奄美大島の料理や文化を広く伝えたい」との思いから2003年5月に同店をオープン。途中からはおかみ1人で店を切り盛りし、2011年12月には店内をリニューアル、10年の節目を迎えた。

 店内はカウンターのみ10席ほどで、カウンターには奄美大島の料理が並ぶ。豚骨(ウワンフネ)の島野菜煮、油ぞうめん、苦瓜の豚味噌炒め(以上600円)、鶏飯(700円)、平料理のフル炒め、あおさの天ぷら、もずくの天ぷら(以上500円)、卵巻きおにぎり(200円)、本日のおすすめ刺身盛り(時価)などのほか、吟味した黒糖焼酎は常時40種類以上用意している。

 店名の「ほこらしゃ」とは奄美大島の方言で「楽しい、うれしい、誇らしい」という意味の総称。同郷の同級生で奄美音楽のミュージシャンである平田輝さんのアルバム収録曲のタイトルから命名した。自身も常連客である平田さんは「開店当時は『自分の店を持つなんて凄いなあ』と思ったけれど、10年続けることのほうがもっと凄い。初めてのお客さまもあたたかく受け入れ、隣同士をすぐ友達にしてしまうアッコの笑顔に、僕だけじゃなくお客さまみんなが元気をもらっているのだと思う。体に気をつけて、店名のように『今日より素晴らしい日はない』と思えるような次の10年へ。10周年、おめでとう」とお祝いの言葉を贈る。

 形屋さんは「店を始めて10年、いろいろつらいこともありましたが、お客さまと奄美のイベントに参加したり、お客さまとこの10年で6回も奄美大島ツアーを楽しんだり、いつも笑顔が絶えない時間を過ごせたことが一番の『ほこらしゃ』。これからもたくさんの方に奄美大島の料理を食べてほしい。人とのつながりや絆を大切に『きばらんばぁ~(がんばります)』、そして『ありがっさまりょうた~(ありがとう)』」と話す。

 営業時間は17時~24時。水曜定休。

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