東京工芸大学(中野区本町2)芸術学部写真学科大和田良准教授のゼミを中心とした学生10人とスウェーデンの首都ストックホルムにある写真学校「Fotoskolan STHLM」の学生10人が合同で行う写真展「Each Perspective:STOCKHOLM-TOKYO」が3月6日、同大中野キャンパス1号館などで始まる。
(関連フォト)スウェーデンで開催した東京工芸大学とストックホルムの写真学校「Fotoskolan STHLM」による共同写真展の様子
日本とスウェーデン、それぞれの国の学生たちが今なぜ写真を学ぶのか、また、これからの写真制作にどのような希望を抱いているのかを調査しながら、学生たちが持つ新たな視点と両国の文化的観点から共通性と違いを探り、今後の写真教育に役立てることを目的に開く同展。既にストックホルムでは昨年11月19日~12月3日、同様の合同写真展を開いており、日本では同大での展示がスタートとなる。
大和田教授は「両国学生の国際文化交流を促し、他文化の価値観の中で、より発展的な写真作品の制作を模索することで普段の制作では得られない、新たな知見と経験を学ぶ機会にもなっている。両国の学生たちが相互の文化的観点や違いを理解し制作した写真作品と、本学キャンパスの壁面やメディアラウンジを用いた空間インスタレーションを、ぜひ見ていただければ」と話す。
参加者は、学生の石塚晃さん、佐藤風歌さん、高橋桃夏さん、茶木原朋音さん、森下葵衣さん、荻野祥英さん、島田颯之介さん、佐々木杏葉さんに、同学科助手の高田有輝さんと研究生の町田海さんが加わった10人。
観覧時間は10時~18時。日曜閉館。3月7日~27日は東京ミッドタウン(港区)ミッドタウン・ウエストの「フジフイルム」スクエア内富士フイルムフォトサロンでも違ったテーマで同様の写真展を開催する。