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鷺ノ宮駅北口に中高生の居場所「テクリエ さぎのみや」 ワッフル店も併設

1階で販売されている「ワッフル」

1階で販売されている「ワッフル」

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 中高生の居場所「テクリエ さぎのみや」(中野区鷺宮3)が2月5日、西武新宿線鷺ノ宮駅北側すぐの場所にオープンした。運営はデジタル教育とキャリア教育を提供する認定NPO法人「CLACK」。

(関連フォト)中高生の居場所「テクリエ さぎのみや」のフロアマップ(イメージ)

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 「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」をビジョンに掲げ、世代を超えた貧困連鎖の解消を目指し活動している同NPO。大阪・東京を拠点に、無償のプログラミング学習支援やキャリア教育を行うほか、デジタルを活用した居場所を提供し、さまざまな困難を抱える中高生の自走に向けた伴走支援に取り組んでいる。

 1階路面店のワッフル店「ワワワッフルcafe」が入り口となっている同施設。同NPO代表の平井大輝さんは「AIなどのデジタル技術の活用がスタンダードとなりつつある社会において、経済的あるいは家庭の事情などに関係なく、子どもが最新の技術に触れる機会や安心して学べる環境をつくることで、子どもたちが好きなことや自分らしさを見つけたり、つながりや経験、考える力を育めたりできる場所」を目指しているという。「テクリエ」は「Tech(技術・テクノロジー)」と「Create(つくる)」を合わせた造語で、デジタル機材をたくさんそろえた場所で、それらを活用して何かを作ることを楽しんでほしい、その活動を通して好きなことや自分らしさを見つけられる居場所になってほしいという思いを込めて名付けた。

 1階は、路面店としてワッフル店のカフェになっており、奥の小上がり部分をフリースペースとして開放し、カフェの飲食スペースも兼ねたエリアとなっている。2階・3階はメインフロアで、2階にはVRや3Dプリンター、レーザーカッターなどのハードウエアやデジタル機材を用意し、複数人で話しながらものづくりやクリエーティブ活動に取り組める場所になっている。3階は一人で作業に集中したい人向けの場所で、プログラミングやデザイン、デジタルお絵描きや動画編集、2Dや3Dのモデリングなどのクリエーティブなことが自分のペースで「追求できる」空間となっている。

 同施設は、中学1年生~高校3年生は誰でも無料で利用できるほか、多様なデジタル機材を備え、子どもたちが気軽に相談できるメンター(デジタルスキルを持つ大学生や大人など)が常駐し、10代の子どもたちが参加しやすい時間帯に開所(平日夕方~夜など)しているのが特徴。ワッフル店では大人向けに「中高生が無料で食べられるチケット」も販売する。

 営業時間は13時~20時(カフェスペースは除く)。水曜・土曜・日曜定休(ワッフル店は月曜・木曜定休)。施設利用料無料。

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