
沖縄エイサー踊りの披露を中心に据えるイベント「中野チャンプルーフェスタ(通称=チャンフェス)2025」が7月19日・20日、中野四季の森公園(中野区中野4)や昭和新道(中野5)など中野駅北口周辺で開催される。主催は中野北口昭和新道商店街。
同イベントは2005(平成17)年に始まり今年で21回目。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区からの委託による「沖縄郷土の家」が北野天神(中野5)付近に開設されたことに始まるという。中野区内の沖縄料理店は20を超え、特に中野駅北口に集中していることや、「東京中野新風エイサー」「東京中野真南風エイサー」「中野新道エイサー」「中野区上鷺宮かみさぎ舞鼓打人」の4つの伝統エイサー団体があり、小学校でエイサーを踊る授業があるなど、沖縄文化が根付いているという。
会場は、中野四季の森公園の芝生広場「あしびなーステージ」とイベント広場「ちむどんどんステージ」、中野駅北口改札前広場「はいさいステージ」の3つのステージと、中野四季の森公園の真ん中を通っている道路を通行止めにする「180道じゅねー」、「サンモール商店街道じゅねー」、「昭和新道商店街道じゅねー」の3カ所の「道じゅねーエリア」で、沖縄の飲食屋台などは中野四季の森公園での出店が中心となる。
ゲストは、沖縄県うるま市から南風原青年会エイサーと曙区青年会エイサーのほか、「元ちゃん」の愛称で知られる沖縄民謡歌手の前川守賢さん、沖縄の祝福芸を伝える民俗芸能「泡瀬の京太郎(ちょんだらー)」に加え、元空手世界ランキング1位の空手家・岩本衣美里さんも駆け付ける。司会・進行は宮川たま子さん、外間愛彩さん、ベンビーさん、木原実優さんが務める。
実行委員長の長谷部智明さんは「ハイサイ!今年もチャンフェスの夏がやってきた。各会場に流れる三線の音色とエイサー太鼓の響きが、この街に琉球の風を吹かせる。飛行機に乗らずに行ける沖縄。暑い熱い2日間をどうぞ楽しんでいただければ」、副実行委員長の上原慶さんは「昨年2日間で約15万人の来場があり、出演者は1200人を数えた。今年は出演予定者が1400人を超え、関東最大級のエイサー祭りとして成長した。東京の夏の始まりを告げるビッグイベント『中野チャンプルーフェスタ』にめんそーれー」と、それぞれ呼びかける。
開催時間は、初日=11時30分~21時、2日目=11時~19時。雨天決行、荒天中止。