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中野駅南口に完全予約制フレンチ 「中野に最高のグランメゾンを」合言葉に

フレンチレストラン「sanka」の店内と古澤英夫シェフ

フレンチレストラン「sanka」の店内と古澤英夫シェフ

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 完全予約制のフレンチレストラン「sanka(さんか)」(中野区中野3)が7月27日、中野駅南口レンガ坂東ゲートすぐの場所にオープンした。運営は、中野区内でも複数の飲食店を手がけるチャップル・コーポレーション(千代田区)。

(関連フォト)フレンチレストラン「sanka」外観

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 店主の原田CHAO信広さんは「rootをレンガ坂に造ってから11年。もともと自分も旅人だったので、旅人が集まるカフェをつくりたいという思いで、勢いのまま飲食の世界に飛び込んだ。そこから、バル、ビアガーデン、レストラン、ラーメン店、かき氷専門店など、いつの間にか飲食にどっぷり。がむしゃらに走り続けてきたが、気づけば自分がどこに向かっているのか分からなくなっていた。そこで古澤シェフと出会い、『グランメゾンを作る』という同じ目標で意気投合。内装も料理もとことんこだわり抜いて、ようやくオープンにこぎ着けた」という。

 シェフは古澤英夫さん。東京のフレンチレストラン「オーグードジュール」などで基礎を学んだ後、24歳で渡仏し、2つ星・3つ星レストランで7年間修業してきたという。帰国後は「アラン・デュカス」の下で働き、今回の店に合流した。「J.S.A.」シニアソムリエやチーズプロフェッショナルなどの資格も持つ。

 店舗デザインを手がけたのは「Fourteen stones design」の林洋介さん。「JCD DESIGN AWARD」大賞や「日本空間デザイン賞」金賞など受賞歴多数。原田さんが以前から一番好きだったコーヒー店を設計したデザイナーを調べ、直接ラブコールを送って依頼したという。カラーは立地のレンガ坂をイメージした。席数は9席。

 店名「sanka」は「3つの香り=三香」から。古澤シェフは「私たちは『香り』を五感だけでなく、記憶や時間の『姿』として見ている。山の気配、土の匂い、風が運ぶ季節の移ろい、やがて漂い始める香りが、一皿が始まるその場所に静かに満ちていく。素材の記憶、ソースの奥行き、ワインの余韻-それぞれが語らうように広がっていく3つの香りを店名に込めた」と話す。

 料理はフレンチのコース料理のみ。前菜・魚・肉料理など8品(1万5,000円)を提供する。ワインペアリング(8,000円)やノンアルコールペアリング(6,000円)は、それぞれ6品。

 原田さんは「『わざわざ訪れたくなる空間』として楽しんでいただきたい。空間も料理もホスピタリティーも最高のグランメゾンを作る」と意気込む。

 営業開始は18時。火曜・水曜定休。予約はテーブルチェックで受け付ける。

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