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大久保通り・中野一丁目バス停前に「ふくふく焼菓子店」 店作りはDIYで

店主の山口夏実さんと「ふくふく焼菓子店」の外観

店主の山口夏実さんと「ふくふく焼菓子店」の外観

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 パウンドケーキやスコーンなどの焼き菓子専門店「ふくふく焼菓子店」(中野区中央2)が大久保通り沿いの「中野一丁目」バス停前にオープンして1カ月がたった。

(関連フォト)店主の山口夏実さん自ら外壁を塗る様子

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 中野や高円寺の店での間借り販売や焼き菓子教室、中野区観光協会のキッチンカーイベントなどでの商品販売などを行ってきた店主の山口夏実さんが、2021年6月26日に桃園川緑道・宮前公園近くの大久保通り沿いに自身の店を構えた同店。店が入る共同住宅の老朽化が進み、建て替えることになったため移転を余儀なくされたという。山口さんは「お客さまのこともあるので、何とか近くで物件を探していたところ、50メートル先の倉庫を貸してもらえることになった」という。

 6月29日にはいったん店を閉め、7月中旬から内装業者「off beat desings」と一緒に店作りにも取り組み、店内の壁や店舗外観の壁などをなるべく手作りして再開コストを抑えたという。内装や外観は8月下旬には完成し、営業許可も下りて、オーブンに向けた仮営業などを行いながら9月6日のオープンにこぎ着けた。

 「素材にこだわり、ゆっくりじっくり作っている」という焼き菓子は、「栗のパウンド」などの季節もの、定番の「すごいアールグレイケーキ」や「バーベリーケーキ」、「ポピーシードケーキ」などのパウンドケーキ類、「北海道小麦のスコーン」「栗のスコーン」などのスコーン類、「いちじくとクリームチーズマフィン」「黒糖くるみのバナナブレッド」「ブドウのタルト」「コーヒーとくるみのケーキ」など、日替わりで10種類程度を用意している。

 山口さんは「店を始めて4年間。この地から離れたくない思いが通じたのか、想像以上に近い場所で再スタートを切れることになってうれしい限り。前の店より広くなった店内で、雑貨販売やワークショップなども計画している。もっとたくさんの人たちに手作りおやつを届けていきたい」と話す。

 営業時間は12時~18時30分(売り切れ次第終了)。月曜~水曜定休。

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