中野駅北口周辺エリアで1月25日・26日、劇場型都市イベント「ナカノ懐かし妖かし怪し」が開かれる。
中野区観光協会が企画・提案し、東京都が地域資源発掘型実証プログラム事業として採用した同イベント。昭和風情漂う中野駅北口の商店街などを舞台に、レトロード、アヤカシマチ、ネコノメ森の3エリアを中心に、同駅周辺に残る「レトロな街並みとこだわりの商品を扱う店」を地域資源として活用し、街並みそのものを劇場と見立てる。
レトロードとは昭和新道商店街。同商店街を昭和時代にタイムスリップさせた空間とし、メンコ・ベーゴマ・紙芝居などが楽しめる。
アヤカシマチは新仲見世通り商店街。狐(きつね)面や天狗(てんぐ)面をつけた妖(あやかし)らが出現。障子の影絵投影やデジタル花火を打ち上げるアフターパーティーが楽しめる。
ネコノメ森はイベントスペース「nakano f」(中野区中野5)内に作られた「現実と異次元のはざまにできた廃虚カフェ」。お屋敷メードが持ってくる「魔法の本」の問題に答えると、「中野の逸品グランプリ」の土産物が試食できる。
参加希望者は「nakano f」で受け付けを行い、パンフレットを入手。劇場化された3つのエリアに用意された仮想の「影踏み」ポイントでアトラクションに参加し、「影オニ」を倒すのが目的となる。
実行委員長である中野区観光協会の宮島茂明理事長は「今でも昭和時代を感じさせる中野駅北口。最近は中野四季の都市など新しい中野にスポットライトが当たっていることが多いが、このイベントを通して、古き良き、そしていまだ衰えを知らない昭和風情漂う中野を感じてほしい。親子で、カップルで、友達同士で参加してもらえれば」と話す。「ノスタルジック・昭和レトロなファッションの参加者も大歓迎」とも。
街巡りアトラクションは11時~17時、夜祭り(アフターパーティー)は17時~。いずれも参加無料。