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東京中野ライオンズクラブ、west53rd日本閣で50周年式典-能舞台も出現

1階に出現した能舞台では「石橋(しゃっきょう)」が披露された

1階に出現した能舞台では「石橋(しゃっきょう)」が披露された

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 東中野の結婚式場「west53rd日本閣」(中野区東中野5)で5月23日、東京中野ライオンズクラブの結成50周年記念式典が執り行われた。

あいさつする第50代会長の高山義章さん

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 同クラブは1963(昭和38)年11月25日、東京杉並ライオンズクラブをスポンサーシップにより結成され、チャーターナイトである1964(昭和39)年5月31日からちょうど50周年を迎えた社会貢献活動団体。結成次期は東京地区では36番目、日本では674番目だが、現在330-A地区(東京都)内200以上のライオンズクラブがある中で最も会員数が多い。

 第1部の式典に参加したのは同クラブの新入会メンバー9人を含む約70人と、330-A地区ガバナーをはじめとした地区の要人、衆議院議員や東京都議会議員などの来賓、東京杉並ライオンズクラブや東京しいの木ライオンズクラブなどの友好クラブメンバーのほか、姉妹提携クラブである台北市陽明山獅子会26人を含む総勢約250人。第50代会長の高山義章さんによる開会のゴングの後、日本・中国双方の国家斉唱を行った。

 高山会長は「50期では青少年の育成にスポットを当て、子どもたちに中野のことをもっと知ってもらい、もっと好きになってもらいたいという思いで中野の歴史や文化がわかるDVDや副読本を制作した。これからも東京中野ライオンズクラブは未来の子どもたちへのメッセージを送り続けたい」と話した後、台北から来たメンバーに向け中国語で歓迎を表現した。

 その後、テレビ番組「時空間冒険プログラム なかなかなかの」、地区内で初めて取り組んだ「CEP(クラブ向上プロセス)」、東日本大震災のために期を超えて取り組んだ「陸前高田市への復興支援活動」、1995年から活動を続けている「薬物乱用防止活動」、毎年10回以上行っている「献血奉仕活動」などを紹介した。

 第2部の祝宴は、映像と音声が共有されている同式場内の4つのエリアに分かれて開かれた。メーンステージは1階で、冒頭に50周年特別委員会の麻沼雅海実行委員長があいさつし、田中大輔中野区長らが祝辞を述べた。

 4つのエリアにはそれぞれ舞台が用意され、能「石橋(しゃっきょう)」が披露された。獅子の顔をした獅子口という能面をつけた後シテの豪壮な舞と、はやし方の秘曲が特徴の「石橋」。はやし方は1階に1日限りでお目見えした能舞台上で演奏を行い、それぞれのエリアで獅子が同時に能を披露した。その後、台北市陽明山獅子会の3人が能の「かしら」と「法被」を身に着け記念撮影などを楽しんだ。能を披露したのは「梅若家」。東中野に「梅若能楽堂」を構え、国内唯一の能楽各種学校「梅若能楽学院」を有する能楽シテ方観世流の名家。

 参加者は交流を楽しみ、その後4階のデザートビュッフェへ移動。21時過ぎには参加者で「また会う日まで」を大合唱し、祝宴はお開きとなった。参加者には「なっこい」の中野の魅力を伝えるDVDと漫画の副読本などが進呈された。

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