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中野区障害者福祉会館で「アール・ブリュット展」-スイス展から11人の作品

石野敬祐さん(左)や澤田真一さんらの展示作品

石野敬祐さん(左)や澤田真一さんらの展示作品

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 中野区障害者福祉会館(中野区沼袋2、TEL 03-3389-2171)1階に5月20日、障がい者が制作した絵画等や地域の人の作品展示などを行うためのギャラリー「アルモニー」がオープンし、6月10日から「アール・ブリュット展」が始まった。主催は愛成会(中野5)。

ギャラリー「アルモニー」外観

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 「~スイスに行った作家たち~」という副題が付いている同展覧会では、日本・スイス国交樹立150 周年記念事業の一環として、現在スイスで開催されている「ART BRUT JAPAN SCHWEIZ」に出展している作家41 人の中から11人の作品を紹介する。展示作家は宮宏一郎さん、石野敬祐さん、古久保憲満さん、澤田真一さん、舛次崇さん、魲万里絵さん、西田裕一さん、藤田雄さん、戸來貴規さん、松本寛庸さん、本岡秀則さん。

 「アール・ブリュット(Art Brut)」とは、正規の美術教育を受けていない人々が社会の潮流などに流されることなく、独自の発想と方法により制作した作品のこと。「ブリュット(Brut)」は「磨かれていない」「(加工されていない)生のままの」という言葉を表すフランス語で、画家のジャン・デュビュッフェが1945 年に考案した概念。

 2006年から同展に携わっている愛成会のアートディレクター小林瑞恵さんは「このギャラリーがオープンし、中野区内に初めて『アール・ブリュット』の展示拠点ができたとうれしく思っている。この場所で素晴らしい作品を展示する機会を増やし、地域の人たちにも身近に感じてもらうことができれば」と話した。

 開催時間は9時~16時。観覧無料。6月27日まで。

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