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なかのZEROで新春能-小島英明さんの「雷電」、野村萬斎さんの狂言「雷」も

能「雷電」のワンシーン

能「雷電」のワンシーン

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 なかのZERO(中野区中野2)大ホールで1月24日、同区在住の能楽師・小島英明さんによる新春能「雷電(らいでん)」が開かれる。

能「雷電」を披露する小島英明さん

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 新春能として11回目を数える同公演では、野村萬斎さんによる狂言「雷」、三世観世喜之さんの舞ばやし「鶴亀」、流刑の地にて非業の死を遂げた菅原道真が雷神となって京の都で大暴れする姿を描く小島さんの能「雷電」が披露される。「雷電」の見どころは、雷が轟(とどろ)くダイナミックな戦いのシーン。野村さんの狂言と、小島さんの能でそれぞれ「雷」をどのように表現するのか「違いを楽しんでほしい」と小島さん。

 狂言を舞う野村さんは和泉流狂言方。1966(昭和41)年生まれで野村万作(人間国宝)さんの長男。故六世野村万蔵および父に師事し、3歳で初舞台を踏む。国内外で狂言の普及を目指す一方、映画、舞台、テレビなど幅広く活躍。古典の技法を駆使した作品の演出など、新しい演劇活動にも意欲的に取り組む。

 舞ばやしを演じる観世さんは観世流シテ方。1935(昭和10)年生まれ。矢来観世家・観世九皐会四世当主。重要無形文化財「能楽」保持者。

 能を舞う小島さんは観世流シテ方、1970(昭和45)年中野区生まれ。観世喜之に師事。祖父は先々代喜之さん、伯父は先代喜之さんに師事した能楽師で、幼少より能に親しむ。シテ方として東京を中心に各地方公演だけでなく、海外公演にも多数参加。宮城県白石市にある「碧水園」、埼玉県深谷市、地元・中野区における定期公演のほか、薪能、ろうそく能などの公演を企画・実施。「多くの人に能楽に触れる機会を持ってほしい」と能楽講座の開催にも尽力する。

 13時開演。チケットは全席指定で、1階席=5,100円(小中学生=4,100円)、2階席=3,100円(同2,100円)。未就学児入場不可。なかのZEROチケットセンター(TEL 03-3382-9990)で販売している。

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