見る・遊ぶ

中野サンプラザで「11人いる!」製作会見-原作者・萩尾さんら対談も

原作者・脚本演出・キャストらのあいさつの様子

原作者・脚本演出・キャストらのあいさつの様子

  • 0

  •  

 中野サンプラザ(中野区中野4)アモネルームで11月5日、スタジオライフ(東京都杉並、TEL 03-5929-7039)が来年1月から再演する舞台「11 人いる!」の製作発表会を行った。

原作者・脚本演出・キャストらのあいさつの様子

[広告]

 同作は、漫画雑誌「別冊少女コミック」1975(昭和50)年9月号から11月号に連載され、1976(昭和52)年には第21回小学館漫画賞少年少女部門を受賞した、萩尾望都(はぎおもと)さん原作の中篇(ちゅうへん)SF漫画。昨年2月にスタジオライフで舞台化され、今回が4回目となるが、演出を大幅に変更しての公演。

 ストーリーの中心は宇宙。宇宙大学の入学試験の最終テストは、外部との接触を断たれた宇宙船で、10人1組が53日間の宇宙飛行を成し遂げるというもの。非常信号の発信ボタンを押して外部と接触を取れば、生命は保障されるが、連帯責任で全員が不合格となる。しかし、宇宙船・白号には10人のはずが、なぜか11人いた。スタートから謎を抱え、閉塞(へいそく)された宇宙船で次々起こる不可解な出来事。それぞれに生まれる葛藤、疑惑、対立、反目、友情…受験生たちが試される。

 製作会見では、同作の続編「続・11人いる!東の地平・西の永遠」も2013年2月に初上演すると発表。原作者の萩尾さん、「銀河英雄伝説」シリーズ原作者の田中芳樹さん、演出を担当した倉田淳さんの対談が行われたほか、前作映像ダイジェストも上映された。倉田さんは「演出に新しい手法を取り入れたい。そして続編はベテラン俳優に頑張ってもらいたい」と語った。

 スタジオライフは1985(昭和60)年結成。同劇団では、1987(昭和62)年からは男優が女性役も演じるという手法をとっている男だけの劇団。

 本公演は来年1月10日~同20日。チケットは全席指定=4,800円。11月25日発売。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース