ある大事件により西暦2020年に誕生した「新・東京共和国」を巡って23区それぞれの18歳女子が政権争いを行うという設定の舞台「23区女子」が5月27日、始まる。
俳優としても活動している冨江洋平さんが脚本・演出を手掛け、23区それぞれの代表の23人の女子と、大統領役・野尻役の俳優2人の25人で繰り広げられるサバイバルアクション・エンターテインメント。西暦2020年に誕生した「新・東京共和国」は、政権をめぐり武力紛争が絶えず、かつての東京の面影はなくなり、紛争を治めるため、ある制度が導入された。その名も「23区女子」。毎年、それぞれの区より18歳の少女が代表に選ばれ、最後の一人になるまで闘い、勝利した区が政権を握ることができる。各区の命運を背負わされた少女たちの闘い、駆け引き、芽生える友情と裏切り、隠された真実とは――
出演は、中野区=末永みゆさん、新宿区=梅田悠さん、千代田区=松原夏海さん、中央区=黒原優梨さん、渋谷区=大塚愛菜さん、文京区=永吉明日香さん、江東区=早乙女ゆうさん、葛飾区=松田実里さん、墨田区=紫水杏奈さん、豊島区=足達美咲さん、港区=栗原みささん、品川区=吉冨かなえさん、杉並区=鈴木あかりさんら23人の女子と、大統領役の鈴木秀人さん、野尻役の松島圭二郎さん。
フライヤーのキャストは「中野区」から始まっっているほか、キービジュアルのセンターには紺色のセーラー服姿の末永みゆさんがいることから、中野区が「主役」とも取れるが、「それは観てのお楽しみ」と冨江さん。
中野区の代表女子を演じる末永さんは「わたしが演じる『中野区』は、気弱で争いごとが嫌いで、でもみんなと出会い変わっていくという役。心境の変化や、制服×アクションを楽しみにしてほしい。劇場でお待ちしてます」、冨江さんは「この作品に隠されたテーマを、23人の女優たちの汗だくアクションと揺れ動く心情を通して感じてもらえたら」とそれぞれ意気込みを話した。
劇場は「座・高円寺2」(杉並区高円寺北2)。公演時間は日によって異なる。チケットは全席指定、S席=5,000円(前売り券のみ)、A席=4,200円。詳しくは舞台「23区女子」公式サイトなどで確認できる。5月30日まで。