西武新宿線・鷺ノ宮駅から徒歩6分の古民家シェアスペース「asagoro」(中野区若宮3、TEL 03-6313-9348)で5月28日、「山形県産食材」をテーマにした2部構成のイベントが開催される。
第1部「親子で学べる味覚のレッスン」は、「味覚の面白さを山形の食から感じてみよう」をコンセプトに、山形県産の豆などを使って、親子でを口にした時「おいしい」「甘い」などと感じる「味覚」を親子で確認する。会場ではこのほか、映画「在来作物で味覚のレッスン」上映会、山形の「在来作物」を使った郷土料理の食事会も行う。
イベントの広報を担当するMアンジョウ建築研究所の塩川絵理奈さんはは「10歳までに決まってしまうといわれている子どもの味覚。味覚についてあらためて考えてみたい、子どもの食育には関心があるがどうすれば分からない、在来作物とはなにか知りたい、山形の郷土料理を食べてみたい、とにかく豆が好きなので食べ比べをしたい、という人たちに参加してほしい」と呼び掛ける。
第2部の「山形を食から知ろう」は、山形県の鶴岡・米沢・真室川町にスポットを当て、味覚に関する映画や生産者の声などを「食べて」「見て」「聞いて」「知る」。食材付き情報誌「山形食べる通信」で取り上げられた「きくらげ」をはじめ、山形の食材を使った料理の食事会、山形地酒「清酒東光醸造元 小嶋総本店」による日本酒試飲会、映画「在来作物で味覚のレッスン」上映会、山形の生産者や「在来作物で味覚のレッスン」の渡辺監督、「山形食べる通信」の松本編集長らのメッセージ映像も紹介する予定。
塩川さんは「長年豊かな土地の恵みと古きものを生かしながら伝え続け生活をしている山形の雰囲気を、特産物と生産者の思いを感じながら、都会に残る古き良き古民家で楽しんでほしい」と話す。
開催時間は、第1部=11時~13時(参加費=2,000円、食事付き、保護者同伴の子ども無料)、第2部=18時~21時30分(参加費=4,000円、土産付き)。
会場となる同古民家は1700年ごろに現在の敷地(旧中野区鷺宮)に建てられた民家から数えて第14代の当主「浅五郎」が1922(大正11)年5月に建てた民家を改修したイベントスペースで、2013年4月にオープンした。