中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階のアートギャラリー「Gallery リトルハイ」で7月29日、イラストレーター開田裕治さんの個展「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS ボックスアート展」が始まった。
「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS ボックスアート展」キービジュアル
同展は、開田さんが壽屋(ことぶきや、立川市)発売のプラモデルパッケージとして、2005年から8年間にわたって描き下ろした「スーパーロボット大戦OG」のロボットキャラクターイラスト全48作品から、自ら選んだ28作品を展示する。「スーパーロボット大戦OG」の作品は、今まで作品集などにも収録されたことがなく、展示も今回が初という。全てパソコン編集ソフトによるデジタルアートで、展示作品は開田さんの手によって調整、プリントされた高精度出力画。
「スーパーロボット大戦」は今年で25周年を迎えるバンプレスト(現・バンダイナムコゲームス)の人気ゲームで、既存のロボットアニメのキャラクターやロボットが登場するシミュレーション・ロールプレーイング・ゲーム(SRPG)。「スーパーロボット大戦OG」はスーパーロボット大戦シリーズの一つで、登場するロボットキャラクターは全てゲームオリジナルの機体。
開田さんは1953(昭和28)年兵庫県出身で、「怪獣絵師」とも呼ばれるイラストレーター。怪獣やロボットなどのキャラクターイラストを、雑誌、単行本、ポスター、プラモデルパッケージや映像ソフト、音楽ソフトのパッケージなどのために制作。開田さんの描くプラモデルの箱絵は芸術性を高く評価され、「ボックスアート」と呼ばれる絵画のジャンルを作り上げたといわれている。代表作はガンダムシリーズのプラモデルパッケージやウルトラシリーズなどの特撮作品の映像ソフトパッケージなど。
開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。水曜休廊。8月8日まで。