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中野で幕末・明治の浮世絵師・豊原国周展 歌舞伎役者作品中心に50点

展示作品の説明文には英語表記も

展示作品の説明文には英語表記も

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 中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で9月9日、浮世絵師・豊原国周(とよはらくにちか)「THE役者絵」展が始まる。

(関連フォト)大学生に説明をする学芸員の石村篤史さん

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 1835(天保6)年江戸京橋生まれで、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師・豊原国周の「役者絵」の展示を中心とした同展。「俳優白浪当達者 岩井紫若の女乾助」(1864年)、「沢村田之助のけいせい敷嶋」(1869年)、「白波五人男 中村翫雀(かんじゃく)の赤星重三」(1884年)、「歌舞伎十八番之内勧進帳 市川団十郎」(1893年)などの作品50点を展示する。

 同2日には帝京平成大学の学生ら10人に対して「特別内覧会」も実施。学芸員である三嶋和美さんや石村篤史さんによる当時の物価、作品の特徴や価値、作り方、豊原国周の生活などが説明された。石村さんは「外国人にもすぐに分かる絵や音楽は観光資源となる。これから東京オリンピックを控え、このような文化財が重要」と話した。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。10月9日まで。

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