中野区立歴史民俗資料館(中野区江古田4)で4月7日、1948(昭和23)年に制定された「こどもの日」の歴史や文化を学ぶための企画展「端午の節句」が始まった。
同展では、同館所蔵の江戸時代から昭和初期にかけての桃太郎、金太郎、武将を題材とした武者人形を15組展示するほか、中野区の端午の節句のようすや歴史、文化などを紹介する。
「端午」とは月の「端(はじ)」めの「午(うま)」の日で、「午(ご)」が「五」と同音であり、奇数月と同じ数字の重なる日を「めでたい」とする習わしから5月5日を「端午の節句」として祝うようになったといわれている。奈良時代に中国から伝来し、無病息災を祈る宮廷行事として邪気払いのショウブを飾ったという。江戸時代には「ショウブ」が「勝負」や「尚武」と同音で、「男の子」の節句として身を守る「よろいかぶと」を飾り、出世と成長を願うための「こいのぼり」を揚げるようになった。
開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。5月7日まで。