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中野れきみんで「塔ノ山遺跡」展 区内初の古墳時代住居跡紹介や土器片、鬼瓦など

発掘された宝仙寺のものと見られる鬼瓦など

発掘された宝仙寺のものと見られる鬼瓦など

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 山崎記念中野区歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で6月4日、コーナー展「塔ノ山遺跡」速報展が始まった。

(関連フォト)古墳時代の住居跡で見つかった土師器など

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 中野坂上交差点近く、中野区中央1丁目41番一帯の「塔ノ山古墳」は、1939(昭和14)年に遺跡分布調査が行われ、縄文土器が多く出土。1954(昭和29)年には区立第十中学校の校庭を造成するために再び発掘調査が行われた。さらに今回、昨年5月から9月にかけて、区立第十中学校跡地の校庭部分の発掘調査が行われた結果、区内の遺跡としては初めて古墳時代の住居跡5軒が見つかった。

 同展はその際に発掘された古墳時代の須恵器の高坏(たかつき)や石製品などをパネルを交えて説明しているほか、縄文時代の落とし穴などの写真、土師器(はじき)や須恵器、発見された江戸時代の古銭や戦災で焼失する以前の宝仙寺三重塔のものとみられる鬼瓦や参道部分の痕跡なども紹介する。

 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。今月30日まで。

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