中野区が推進する「中野区ビジネスプランコンテスト(ビジコンなかの)」のファイナルイベントが12月7日、中野区産業振興センター(中野区中野2)地下1階の多目的ホールで行われ、受賞者が決定した。
「ビジコンなかの」ファイナル 受賞者は全員女性、最優秀賞は着物ウェブ「matou」
同コンテストは2014(平成26)年2月に初開催し今年で7回目。3回目までは「なかのライフサポートビジネスコンテスト」という名称だったが、4回目以降は「ICT・コンテンツ」分野に募集ビジネスの範囲を拡大するとともに改名。ファイナルイベントでは公開プレゼンテーションと特別講演会、表彰式や交流会を行った。
第1部では1次審査を通過したファイナリスト10人が1人6分間で公開プレゼンテーションを行った。ファイナリストは、千葉スポーツライフアクティビティーズ・磯部宙さん、ライブアトリエペトリコール・本田鈴佳さん、リビングファーム・長尾益男さん、ファイアフライ・岩崎光幸さん、青山大学大学院・今井鉄平さん、坂本歳幸さん、長岡彩子さん、ボーダーレスクッキング・西村桃恵さん、武蔵大学・齋藤優芽花さん、快進・黒須誠治さんの10人で、プレゼン後にはオーディエンス賞の投票を行った。
第2部では2015(平成27)年に同コンテストで最優秀賞を受賞し、その後多くのビジネスプランコンテストでも受賞した「オマツリジャパン」加藤優子社長が「アイデアをビジネスに進化させるまでの起業ストーリー」をテーマに特別講演を行った。
第3部では酒井直人中野区長や西武信用金庫の高橋一朗理事長らが審査員を務め、各賞の受賞者を発表した。最優秀賞は「着物Webプラットフォームmatou」を発表した長岡さん、奨励賞は「オンライン路上速筆ライブ絵描きサービス」を発表した本田さんと「主婦生活を豊かに!料理で世界と繋(つな)がる支援」を発表した西村さん、オーディエンス賞は「声なき声をデータに『痴漢データアプリ』」を発表した齋藤さんがそれぞれ受賞した。
ファイナリストのほとんどが中野区民で受賞者全員が女性という結果となった今回の「ビジコンなかの」は、最後に関係者や観覧者らの懇親会を経て幕を下ろした。