中野区観光協会(中野区中央3)は4月15日、新型コロナウイルスの影響を大きく受けている中野区内の飲食店盛り上げるためのクラウドファンディングを「ドリームレイジング」上で開始した。目標金額は500万円。
昨年10月8日に「中野ラーメンMAP」を完成させた同協会の役員や酒井直人中野区長をはじめとしたボランティアメンバーから成る約20人の「中野ラーメンMAP制作委員会」。そのSNSグループ内で「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐため外出自粛や外食控えが続き、客足減少の影響を受けている飲食店を何とかできないか」という議論が活発となり、中野区の「テークアウト支援」や鷺宮商明会の「ごひいき飲食店応援」などの取り組みも参考としつつ、同協会の山本真梨子常任理事を中心にSNSやオンライン会議ツールなどを活用しながらすべてオンライン会議で内容を精査し、実施することを決めた。
「新型コロナウイルスが終息し、飲食店で再び笑顔で楽しく過ごすことができる日が来たときに、集う場がしっかりと存続されているよう利用前売り券などで支援する」と山本さん。支援のタイトルは「がんばろう中野!クラウドファンディング~コロナウイルスに勝つ!『中野』の飲食店を皆さんと盛り上げたい!~」。支援の内容は、「お食事券コース」と「お食事券なし支援コース」の2通りがあり、必要事項を入力の上で支援したい金額の決済を行った上で、「お食事券コース」を選択した支援者は支援する飲食店を指定し、後日指定した飲食店でお食事券を発行してもらう形。
山本さんは「このマップ委員会のグループ内でどんどん意見が出たり、会ったこともないスペシャリストも途中で何人か加わったりして、すごいスピードで形となったことに驚いている。みんな中野の飲食店を誇りに思っているし、それぞれの人生もごひいきのお店のおかげで豊かになっていることは間違いない。新型コロナが収まったら大いに飲み食いできるよう、みんなで力を合わせて色んな支援ができたら」と話す。「中野区民だけでなく、中野に思いをはせる他の地域の人たちにも応援していただきたい」とも。
クラウドファンディング終了は5月17日23時59分59秒。詳しくは「がんばろう中野!クラウドファンディング~コロナウイルスに勝つ!『中野』の飲食店を皆さんと盛り上げたい!~」サイトで確認できる。