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中野区がシェアサイクル導入 渋谷区・新宿区など隣接区との相互移動可能に

ドコモ・バイクシェアのシェアサイクル(イメージ)

ドコモ・バイクシェアのシェアサイクル(イメージ)

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 中野区は7月20日、自治体間の広域連携を活用したシェアサイクル事業「中野区シェアサイクル」を開始した。

(関連フォト)サイクルポートの設置場所

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 区内の公共交通を補完し、区民の移動利便性を向上させる移動手段を検討していた同区。すでに千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区の10区が導入し、自治体間の広域連携が活用できるドコモ・バイクシェア社のサービスを利用し実現する。

 スタート時、自転車約100台を配備、サイクルポート(自転車の貸出・返却場所)は中野四季の森公園(中野区中野4)、すみれ公園(中野5)、東中野駅地下駐輪場(東中野3)、中野坂上駅地下駐輪場(中央2)、青桐公園(本町3)、本四公園(本町4)、栄町公園(弥生町4)、みなみの広場(南台2)の8カ所を設置。本年度内に自転車約200台を配備、サイクルポート約20カ所の設置を目指す。
 同区担当者は「南北交通の課題解決や公共交通の補完、区内の回遊性向上、環境負荷の軽減、災害時での行政側の優先利用や、渋谷区や新宿区との相互乗り入れで経済や地域活力の活性化も期待できる。この実証実験により、より効果的なシェアサイクルとなるような調整をしていきたい」と話す。

 利用には「中野区シェアサイクル専用ホームページ」などで事前の会員登録が必要。実証実験は2020年度で、2021年度以降、効果などを検証して車両やポートの増設などで事業拡大を図る。

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