中野区在住の新成人を対象とした「中野区成人のつどい」が3月27日、中野サンプラザホール(中野区中野4)で開催された。
この日、中野区で成人を迎えたのは2950人。もともとは1月11日に開催予定だったが、コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を延期。郵便番号164から始まる新成人が参加する12時30分~と、郵便番号165から始まる新成人が参加する15時30分~の2部制として開催にこぎ着けた。新成人で実行委員の10人が登壇し、開催宣言を行った。
2部とも国歌清聴を行い、酒井直人中野区長、高橋かずちか中野区議会議長らが祝辞を述べた。酒井区長は「大きな変化の中で、年齢や過去にとらわれず、しなやかに新しい道を切り開いていってほしい」「中野の街は人と人とがつながり支え合う街。新型コロナの感染拡大の中で、人と人とのつながりの大切さにあらためて気付かされた。アフターコロナの新たな時代を皆さんと一緒に切り開いていきたい」と話した。高橋議長は「皆さんは一人一人、それぞれ天から与えられた使命を持ってこの世の中に生まれてきた。歩みを止めることなく、元気いっぱい歩いていってほしい」と話した。
新成人を終えたばかりの男性は「懐かしい友達と会えたし、やってもらってマジよかった」、新成人の女性は「コロナでできないかもと思ったけど、満開の桜の中で成人式ができてうれしかった。桜にうちらの成人をお祝いしてもらっているようで、特別な日となった」と話した。
式典は滞りなく、お開きとなった。