中野区伝統工芸保存会が6月4日から、なかのZERO(中野区中野2)で第30回「中野区伝統工芸展」を3日間にわたり開催する。
江戸時代から伝わる中野区内の伝統工芸を中心に紹介する「中野区伝統工芸展」。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、ユーチューブチャンネルなどで職人や伝統工芸を紹介しながら観客を入れての開催に向けて準備を進めてきたが、感染症拡大防止の観点から無観客での開催に踏み切った。
同展では、区内で活躍する伝統工芸職人による「佐賀錦」「楽器オルゴール」「木彫り人形」「江戸べっ甲」「竹工芸」「陶器」「曲物」「和人形」「江戸表具」「手描友禅」「型紙彫刻」「彫刻ガラス」「江戸木彫刻」などを実演なども兼ねて展示。実演や展示の模様をウェブ配信する。
同会では「ウェブ配信を通じて、長年伝統の技術を守り続けてきた職人たちによる美しい伝統工芸品の数々を紹介するので、ぜひ視聴いただきたい」と呼び掛けている。