元アイドルで料理研究家の稲石清美さん率いるオフィス稲石(中野区中央2、TEL 03-6878-0495)が5月31日、エプロンブランド「Cerisiers(セリジェ=フランス語で「たくさんの桜」の意)」を立ち上げ、ネット通販を始めた。
(関連フォト)8月に発売予定の和柄エプロンのデザインを監修した斉藤上太郎氏のゆかた作品
料理動画の制作やレシピ制作、料理講師依頼や芸能マネジメントなどを手掛ける同社。社長の稲石さんは、アイドルグループ「制服向上委員会」に所属していたが、学業を優先するため芸能活動をやめた経歴を持つ。大学生だった20歳の時に、趣味として料理教室「ABCクッキングスタジオ」に通い始め、料理ライセンスを取得。大学卒業後は証券会社などで働いていたが、「趣味を仕事にしたい」とABCクッキングスタジオに転職し講師などを務めた。2016(平成28)年にフリーの料理研究家として活動を始め、法人化。恵比寿でカレー店を経営するほか、最近では社会活動として子ども食堂・料理教室を定期的に運営している。
稲石さんは「このコロナ禍で、おうちで過ごす時間が増え、多くの人から『自宅で料理を作る時間も多くなった』と聞いた。おうちで料理をする時間に、もっと楽しくなるような、おしゃれでかわいいエプロンがあったらいいなと思い、エプロンをプロデュースしたいと思った。このエプロンを着けて出合う新しい自分と新しい世界、皆さまの食卓が一日でも多く、笑顔いっぱいの食卓でありますように願いを込めて作った」と話す。稲石さんによるとインディゴの染料に余計なものが混ざっていない国産デニムや、通気性が高く水にぬれても乾きやすく特有の清涼感漂う生地感を感じることができるリネンにもこだわったという。
商品は、ギャルソンエプロン(9,790円)、ワンピース風エプロン(1万780円)、割烹(かっぽ)着(1万4,850円)、フリルエプロン(1万4,850円)など5アイテム。
稲石さんは「8月ごろには第2弾として、今までにない和柄エプロンを発売する予定。和柄のデザイン監修は着物デザイナーの斉藤上太郎さん。とてもすてきなデザインで、日本人だけでなく海外に向けても発信をしていきたい。コロナ禍だけど、魅力ある商品を発信していくことで、乗り越えていく原動力としていきたい」とも。