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中野れきみんで「疫病退散」ケース展 「赤みみずく」などの郷土玩具や絵馬60点

疱瘡(ほうそう)除けの「赤みみずく」

疱瘡(ほうそう)除けの「赤みみずく」

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 ケース展示「疫病退散!魔除(よ)けがたくさん!」が現在、山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)2階で開催されている。

(関連フォト)「疫病退散!魔除けがたくさん!」パネル群

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 展示しているのは、疱瘡(ほうそう、天然痘のこと)除けの「赤みみずく」のほか、太宰府天満宮ゆかりの木彫りの鳥「鷽(うそ)」などの郷土玩具や絵馬など約60点。

 「赤みみずく」は、疱瘡神が嫌う赤色に塗られ丸く見開いた眼が高熱による失明を防ぐとされるまじないで、ウサギのような羽角は飛び跳ねるウサギのように病児が元気に回復する願いも込めたとも。「鷽」は、菅原道真が海上で遭難の時に助けてくれたと伝わる。

 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。展示終了は9月末から10月末をめどとする。

 同館では現在、今後の展示などに使用する前提で昭和時代までの写真も募集している。

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