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中野れきみんで「隣組日記と戦時中の暮らし」企画展 絵日記などで知る戦時中

「国民服」「鉄カブト」など200点以上を展示

「国民服」「鉄カブト」など200点以上を展示

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 「隣組日記と戦時中の暮らし」企画展が7月6日、山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で始まった。

(関連フォト)山崎記念中野区立歴史民俗資料館(外観)

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 企画展では、1935(昭和10)年から「少年倶楽部」に連載された「日の丸旗之助」が代表作の長らく中野区上鷺宮に住んでいた漫画家・中島菊夫さんが太平洋戦争時、隣組組長を務めていた時に描いて組内で回覧された「となり組日記」や、福島県に疎開した鷺宮国民学校の児童が描いた絵や絵日記、説明パネルや写真、当時のポスターや絵のパネル、国民服や鉄カブトなど約200点から、戦時中の人々の暮らしを振り返ってもらう。

 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。8月31日まで。

 同館は、郷土の文化遺産を保存し、展示活用していくことを目的に1989(平成元)年、名誉都民の故・山崎喜作さんから寄贈された土地に建設し開館。開館から30年を経て、約半年間の工事を行い昨年4月1日にリニューアルオープンした。リニューアルしたのは常設展示室で、それまではジオラマや説明パネル、映像などを使って太古から昭和時代(近代)半ばまでの中野の歴史を紹介していたが、リニューアルでは平成時代までを含む形で「現代の中野」を付け加えているほか、映像の刷新、展示物の耐震補強なども行った。

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