「東京演劇集団 風」のレパートリー作品上演「なぜヘカベ」が7月29日~8月2日の5日間、東中野の「レパートリーシアターKAZE」(中野区東中野1)で行われる。
(関連フォト)2015(平成25)年「なぜヘカベ」公演の様子
「なぜ ヘカベ」は、1956年にチャウシェスク政権下のルーマニアに生まれ、1987年にフランスに亡命、2009年にはフランス作家協会(SACD)のヨーロッパ賞を受賞した現代作家でマテイ・ビスニユックが同劇団のための書き下ろした作品。同劇団での初演は2013(平成25)年で、2015(平成27)年と2023年に再演している。翻訳は川口覚子さん。
葛藤する「ヘカベ」の内面を描く同作品の構成演出は、代表作としてチェーホフ作「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」やブレヒト作「肝っ玉おっ母とその子どもたち」「マハゴニー市の興亡」「バールの賛歌」、ベケット作「ゴドーを待ちながら」などの演出を手がけた浅野佳成さんと、「母が口にする『進歩』その言葉はひどく嘘(うそ)っぽく響いていた」「記憶の通り路」などのマテイ・ビスニユック作品を手がけてきた江原早哉香さんが共同で演出する。舞台手話やライブ音声ガイドを含むバリアフリー演劇総合監修は尾上浩二さんが務める。
出演は、ヘカベ役の辻由美子さんをはじめ、小島祐美さん、佐藤勇太さん(舞台手話)、渋谷愛さん(音声ガイド)、緒方一則さん、白根有子さん、栗山友彦さん、柳瀬太一さん、柴崎美納さん、稲葉礼恵さん、中村滋さん、白石圭司さん、蒲原智城さん、石岡和総さん、西垣耕造さん、工藤順子さん、清水菜穂子さん、保角淳子さん、倉八ほなみさん、亀澤美未さん、水流かなこさん、水嶋琢磨さん、賀來俊一郎さん。
同劇場は同劇団が1999(平成11)年に建設した自前の劇場。同劇団は繰り返し同じ演目の上演を重ね、観客との対話の中で「質の高い舞台を育てていく」ことを目的として、「レパートリーシステムの劇場」を掲げている。
開演は、平日=19時、土曜・日曜=14時。料金は、大人(当日券)=4,000円、学生=3,300円、小中高生=2,000円。8月2日まで。