「福島映画祭2021」が9月18日、東中野の映画館「ポレポレ東中野」とスペース&カフェ「ポレポレ坐」(中野区東中野4)で始まる。主催はNPO法人「OurPlanet-TV(アワープラネットティービー)」(千代田区)。
福島や東日本大震災の映像を集めて上映する同映像祭。映画、テレビ番組、市民による日々の記録を含め、3.11や原発事故の記録を継承し、映し出すことを狙いとして、2013(平成25)年から毎年同映画館で開催している。
映画の参加は6本。福島第一原発の事故から10年の時を経て、かつてそこに暮らしていた若い夫婦やドライブインに集う原発作業員の姿を映し出すケイコ・クルディ監督の「見えない島 “The invisible island”」、2019年に茨城県で東海第二原発再稼働の是非を問う「県民投票」を実現させようと市民運動が立ち上がったことを描いた大場丈夫監督の「県民投票」のほか、島田陽磨監督の「原発故郷3650日」、渡辺謙一監督の「我が友・原子力~放射能の世紀 “Notre ami l’atome- Un siecle de radioactivite”」、岩崎雅典監督の「福島 生きものの記録 シリーズ4~生命(いのち)~特別追悼上映」、「BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW Omnibus 《March / April 2021》」を上映する。
スペース&カフェでは、オンラインイベントを開く。9月19日には「甲状腺がんになった私たちの声を聞いてください」を、9月20日には「市民部門上映&トーク「わたしが伝える福島」をl、それぞれ予定する。
詳しくは「福島映画祭」のホームページで確認できる。