写真家・樋口トモユキさんが東京スカイツリーを撮り続けた5年間の記録写真を展示した「日々のスカイツリー」展が10月1日、JR東中野駅東南出口から裁判所通りを南下したコーヒー専門店「coffee stand 早川亭」(中野区東中野1、TEL 03-6908-8528)で始まった。
樋口さんは1972(昭和47)年、愛知県名古屋市生まれ。大手出版社の編集記者職、まちづくり会社のディレクター職を経て2017(平成29)年に独立。地域商店街などのイベント企画・制作を手掛ける傍ら、フォトグラファーとしての活動を始める。グラミー賞受賞のキューバ人ジャズピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバさんなど、音楽家のアーティスト写真やライブ撮影、舞台写真を中心に活動している。
同展は、今年の5月に台東区下谷のイベントスペース「SOOO dramatic!(ソードラマチック)」で開催した樋口さん初の個展「日々のスカイツリー」の巡回展という位置付け。2015(平成27)年から約5年にわたり日々撮りためて初個展で展示した東京スカイツリー(墨田区)の定点観測写真481点のうち、23点を展示している。
樋口さんの地元・東中野での開催に当たって樋口さんは「わがホームタウン東中野でもできればなあ、と行きつけのカフェで相談してみたら、あれよあれよと言う間に形になった。早川亭は、自家焙煎(ばいせん)・ハンドドリップのコーヒースタンドで、東中野の宝の一つ。ご近所の人々が集う憩いの場で個展が開催できて感謝している」と話す。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。10月31日まで。作品は1点800円で販売している。