東中野の映画館「ポレポレ東中野」に併設のスペース&カフェ「ポレポレ坐」(中野区東中野4)で11月22日と23日の2日間、世界中の「境界線上の映画」上映イベント「Experimental film culture vol.3.5 in Japan ~ポレポレオルタナティブ」が開催される。
(関連フォト)実験映画の上映会「Experimental film culture vol.3.5 in Japan」ポスター
同イベントは、映像作家の鈴木光さんを中心に、ポレポレ東中野の石川翔平さん、写真家の西澤諭志さんがキュレーションを務める映画上映イベント。2019年10月に吉祥寺「ArtCenterOngoing」で初開催し、第2弾、第3弾を開催してきたが、今回の「vol.3.5」では、上映してきた映像や映画作品の中から、独自で字幕制作を行った作品と好評だった作品をピックアップし、再上映する。
鈴木さんは「『劇映画』『ドキュメンタリー』『実験映像』『美術作品としての映像』の垣根を越え、とりわけ国内では紹介される機会が少ない映像作品を継続的かつ集中的に上映する。プログラムの内容は、特定のジャンルに特化したものではなく、既存の枠組の中では収まりきらない実験的な作品を選定している。多様性と新しいフォーマットを模索し、ジャンルの境界を超えて、作り手にとっても観客にとっても実験を可能にするような中間的な場所づくりを目指している」とコメントを寄せた。
上映作品は、「シルヴィア・シェーデルバウアー作品特集」、ジェームス・ベニング監督作品「On Paradise road」、フィリップ・ヴィトマン&カールステン・クラウゼ監督作品「Szenario」、堀禎一監督作品「天竜区奥領家大沢 夏」「天竜区奥領家大沢 冬」、西澤諭志監督作品「百光」、加藤貴文監督作品「15s」、ネレ・ヴォールアッツ監督作品「The Future Perfect」の8作品。「百光」と「15s」、西澤監督と加藤監督の限定スペシャル対談も配信する。
料金は、1回券=1,500円、3回券=3,600円、フリーパス=6,500円(8枚限定)。各回定員は25人(予約優先)。