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「CO2ゼロをどう実現する?」を考える区長・区民・専門家フォーラム、オンライン開催へ

今年10月28日「中野区ゼロカーボンシティ宣言」を行った酒井直人中野区長

今年10月28日「中野区ゼロカーボンシティ宣言」を行った酒井直人中野区長

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 「子どもと未来のためにCO2ゼロをどう実現する?~区長・区民・専門家フォーラム~」が12月4日、中野区役所(中野区中野4)7階会議室とZOOMを使ったオンラインで開催される。主催はNPO法人中野・環境市民の会。

(関連フォト)「子どもと未来のためにCO2ゼロをどう実現する?~区長・区民・専門家フォーラム~」開催案内

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 地球温暖化に伴う気候変動の影響は、日本のみならず、世界中で注目される深刻な問題と認識されている。2015(平成27)年に合意されたパリ協定では、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比較して、2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することが定められた。国は昨年10月に「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言した(ゼロカーボンシティ宣言)。中野区も今年10月28年に「中野区ゼロカーボンシティ宣言」を行った。同フォーラムは、区が2050年に向けて「どのようにゼロカーボンシティを目指すのか」を考える。

 当日のスケジュールは、NPO法人中野・環境市民の会の須藤悦子副会長による開会あいさつ、酒井直人区長のあいさつ「みんなで目指そう!ゼロカーボンシティ中野」、区環境課・波多江貴代美課長の説明「区の目指す環境の姿」、産業総合研究所・歌川学さんの講演「区民も得する中野区のCO2ゼロシナリオ」、自然エネルギー財団・西田裕子さんが登壇する「住宅、建築物の脱炭素化と自治体に期待される役割」、区民で環境・持続社会研究センタースタッフの喜多毬香さんによる「私が気候変動を止めるためにNGO職員になった理由」、環境活動家の酒井功雄さんによる「COP26に参加した若者が考える気候正義と気候変動対策の今」という流れ。その後、パネルディスカッション、会場からの質疑応答や各会の紹介などを行う。

 須藤副会長は「最近皆さんも身近に感じていると思うが、深刻な気候危機が迫っている。東京都は2019年12月に『ゼロエミッション東京戦略』を策定し、国も2020年10月に『2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す』ことを宣言した。中野区も遅ればせながら、今年10月に『中野区ゼロカーボンシティ宣言』を行い、ようやく端緒についたところかと思う。みんなで考え、行動していきましょう」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は14時~16時。参加無料。定員は、現地会場=30人、オンライン=270人。チケットは専用サイトから申し込む。

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