2021年の衆議院選挙における「香川1区」に焦点を当てたドキュメンタリー映画「香川1区」が現在、東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で上映されている。
同映画は、2020年に同映画館で公開が始まり、観客動員3万5000人を超えた小川淳也衆議院議員(立憲民主党)の初出馬からの17年間を追ったドキュメンタリー「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編。「なぜ君…」に続き監督は大島新さん。フジテレビ「ザ・ノンフィクション」、毎日放送「情熱大陸」など数多くのテレビドキュメンタリーを手掛け、映画「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」や「園子温という生きもの」の監督、「ぼけますから、よろしくお願いします。」でもプロデューサーを務め。17年間にわたり小川議員を見守り続けた大島監督が、再び「香川1区」で小川候補と自民党・平井卓也議員が戦った2021年「香川1区」の選挙戦を、与野党両陣営の有権者の視点も織り交ぜて描く。2021年10月31日の投開票日、映画は有権者の手によって結末を撮影し、小川さんの党首立候補の結果を踏まえた形で完成した。
大島監督は「前作は小川淳也さんの人物ドキュメンタリーだったが、今作は自民党の底力とさまざまな有権者の意識にも迫った。この映画が民主主義を考えるきっかけになればうれしい」と話した。
上映開始時間は10時と19時50分の2回。1月28日まで。以降も上映するが時間は未定。予定されている大島監督らの舞台あいさつの日時は今後、ポレポレ東中野のホームページで発表する。