写真家・亀山仁さん写真展「日常のミャンマー2」が3月4日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。
亀山さんは1966(昭和41)年12月、東京都生まれ。日本写真協会会員。一般社団法人ミャンマー祭りの理事を務める。亀山さんは「2021年2月1日のミャンマー軍によるクーデターから約1年。ミャンマーの人たちは軍の非道に抗議を続けている。ミャンマーの人々は仏教徒で信心深い人が多いが、現地からは言葉を失う情報が伝わってくる。ミャンマーに通い始めて約16年になり、現状を伝えることが自分の役割と考え、ミャンマーの人たちと共に自分にできることで応援を続けている」と言う。
同展では亀山さんのモノクローム銀塩プリント作品27点を展示する。亀山さんは「私にできることは、クーデター以降のミャンマーの現状と、穏やかな人たちが平和に暮らす本来のミャンマーの姿を写真を通して伝え、世論が関心を持ち続けミャンマーの人たちを救う一助になること。今回の展示では私が初めてミャンマーを訪れた軍事政権下だった2005年から、2011年の民政移管を経て急速な経済成長を続け、最後に訪れたコロナ禍直前の2020年の3月まで、ミャンマーと関わり見て感じてきたことを伝えたい」とも。
開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。今月26日まで。