中野区に本店を構える西武信用金庫(中野区中野2)が3月18日、「西武SDGs応援定期預金」助成金贈呈式を行った。会場は同信金本店8階。
2020年2月にSDGs宣言を行った同信金。同年9月からネット支店で「西武SDGs応援定期預金」を販売した。同定期預金は、預金者の受取利息から10%を搬出、同信金からも資金を搬出することで助成金原資をつくり、SDGsに取り組むNPOなどの団体へ助成するもの。330口、6億7,000万円が集まり、NPOなど4団体を選定し、助成金贈呈を決めた。
当日は、贈呈先となった「子ども発達・子育て支援センターSmile-ing」「AlonAlon」「PIAZZA」「マイファーム」の4社が、それぞれ5分間の事業紹介を行い、同信金の高橋一朗理事長から助成金目録が贈られた。
高橋理事長は「信用金庫は地域に根差した金融機関としてこの地域から離れることはできない。裏返せば、地域の発展なくして私どもも生き残ることはできない。地域に不足している活動を行う、時には行政に代わって地域の問題を解決していくことを応援すべきと考え、この助成に取り組んできた。今後も地域の住民、預金者らに、皆さん(贈呈先)の活動を伝える役割も担っていく」と話した。