アイヌシンガー豊川容子さんのライブ「豊川容子 アイヌの子守唄を歌う」が5月6日・7日、東中野の映画館「ポレポレ東中野」に併設のスペース&カフェ「ポレポレ坐」(中野区東中野4)で開催される。
4月30日に「ポレポレ東中野」で公開が始まった記録映画「チロンヌプカムイ イオマンテ」に合わせて開く。映画には、間もなく最終回を迎える漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者・中川裕さんがアイヌの長老の祈りに日本語訳を付けている。豊川さんは語りを担当。作中で歌声も聞かせている。
ライブは、豊川さんとギタリスト西村嘉洋さんのユニット「nin cup(ニンチュプ)」が開く。「nin cup」とはアイヌ語で新月の前の細くなった月のこと。豊川さんはアコースティックユニット「zizi」のボーカルとして関西を中心に活動し、2007(平成19)年にアルバム「door」をリリース。北海道帯広に戻った後、自身のルーツであるアイヌ民族のウポポ(=歌)を取り入れ歌い始めたという。現在は札幌在住で、TOKYOオリンピック2020アイヌ舞踊披露のボーカルチームメンバーの一人。6日と7日は異なるテーマでライブを行う。
19時開演。料金は2,800円でワンドリンク制。