四川料理の祭典「四川フェス」が5月14日・15日、中野セントラルパーク(中野区中野4)で開催される。主催は「おいしい四川」「麻辣連盟」「時色」「場創総合研究所」から成る四川フェス実行委員会と中国駐東京観光代表処。
主催者によると日本最大級の四川料理の祭典といい、2017(平成29)年から2019(平成31)年の間には延べ20万人を動員したという。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となる今回は、四川の街角を模した装飾を施し商店街のようにしつらえた会場で、フードロス解消やゴミからの感染を防止する観点から「食べ切れる麻婆豆腐」をメインに提供する。
中川正道実行委員長によると、中国・四川省発祥のマーボー豆腐は日本に伝来後、2000年代になって、いわゆる進化系マーボー豆腐が見られるようになったという。中川さんは「麻婆豆腐は日本人に愛される料理になり、今もなお進化している。今回の四川フェスは、16種類の麻婆豆腐を食べ比べられるのが一番の面白さ」と話す。スタッフは中国衣装のコスプレでイベントの運営に当たる。
出店者は、「赤坂四川飯店(初日のみ)」「四川小吃雲辣坊(2日目のみ)」「ファイヤーホール」「175°DENO担担麺」「陳麻婆豆腐」「陳家私菜」「香辣妹子」「在日中国厨師精英協会&華美」「品品香」「嘉恒貿易×麻婆老王」「味坊集団」の11店。青島ビールの販売ブースやフォトブースなども出店する。
今年はコロナ対策として、人が集まるステージを廃止。会場全体にスピーカーを置き、MCとDJ、ゲストによる「四川フェス@ラジオ」を流す。MCは三遊亭楽生さんが務め、中国語MCはユーチューバーのヤンチャンさんが担当する。DJは全日本麻婆豆腐連盟会長のBUBBLE-Bさん。ゲストには、エッセイスト藤岡みなみさん、中国TikTokで125万人のフォロワーを持つというシブルナさんらを招く。
開催時間は10時~17時(初日は11時~)。入場は無料だが事前登録が必要。