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東中野の「銀河101」でコラス愛さん個展 「ささやかな景色や生命」題材に

コラス愛さん作品(1)

コラス愛さん作品(1)

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 現代作家コラス愛(Mei Collasse)さんの個展「人の麓に」が5月28日、JR東中野駅近くの「Art Space銀河101(いちまるいち)」(中野区東中野1)ギャラリースペースで始まる。

(関連フォト)コラス愛さん作品(2)

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 昨年3月にこけら落としイベントを行った「銀河101」は、若い現代アーティストたちが古いアパートの1階をリノベーションして開いたギャラリーとアトリエを併設するアートスペース。廊主の大人倫菜(おおひとりな)さんによると、「作品に真摯(しんし)に向き合って制作を続けているアーティストが、正当な評価を受ける礎をつくること」を趣旨とし、「中野エリアにおける新しいアートの拠点として、芸術作品の体験・鑑賞を通してより多様な考えの構築に貢献できる場所として機能すること」を目指しているという。アトリエ名は入り口にある窓ガラスの模様と部屋番号から。

 コラスさんは1990(平成2)年東京都生まれ。2016(平成28)年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2018(平成30)年同大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。大人さんによると、人や動物、自然の本質的な姿を見つめ、絵画や立体作品を制作するアーティスト。コラスさん自身は「私は地球上の自然や生き物たち、人という動物の伝統的、本質的な姿を愛している。日常を彩るささやかな一瞬に喜びを感じながら、人類が発展していく中で切り捨てられ見逃され、この先消えゆくであろう素晴らしい景色や命を記録的に描いている」と話す。

 大人さんは「彼女が描くありのままに生きる自然の姿は、文明が発展していく中で見過ごされることが多い存在だが、その実、尊いものと言える。作家の出合ったささやかな景色や生命の記録を見てほしい」と話す。

 開廊時間は13時~19時。入場無料。6月5日まで。5月29日17時~18時にはアーティストトークを行う。

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