人道支援団体の国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(中野区本町1、TEL 03-5334-5350が6月16日、オンラインイベント「ウクライナ・シリア 紛争下の“今”を支える支援とは?」を開催する。
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チャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行い、設立34年目を迎えた同団体。日本の支援者からの寄付を活用し、国連WFP(世界食糧計画)などの国連機関や日本政府など多様なパートナーと連携して、食糧危機の対応や子どもたちの栄養改善に取り組んでいる。
6月20日の「世界難民の日」直前に開催する同イベント。紛争状態が続くウクライナやシリアにおいて、現地の子どもたちが今必要としているものは何か、同NGOの活動状況の報告を含め、どのような支援が必要かを考える。登壇者は、アフリカ、中南米、ウズベキスタンを担当し、2011(平成23)年から東日本緊急復興支援部長を務めた同NGOの木内真理子事務局長、同NGOで紛争影響国であるリベリア、スーダン、スーダン南部(現南スーダン)で約7年間の駐在を経て、2010(平成22)年から緊急人道支援課長となった伊藤真理さん。イベントは対談形式で行う。
同NGO広報担当の市山志保さんは「長引く紛争、勃発する武力衝突で最も大きな影響を受けるのは子どもたち。現在、ウクライナの子どもの2人に1人が家を追われたといわれている。そのほかにもシリアや南スーダンなどで、紛争によって故郷を追われ、困難の中にいる子どもたちが世界には3500万人いる。子どもたちの未来のために、今、日本の私たちにできることについて、皆さまと共に考えるひとときになればと願っている」と参加を呼びかける。
開始時間は19時。参加無料。ウェブサイトから申し込むと、オンライン会議ツール「Zoom」による会議のURLが後日メールで届く。