異文化理解促進イベント「世界一臭い!?を食べて、地球の未来を考えよう」が8月21日、東中野区民活動センター(中野区東中野5、TEL 03-3364-6795)で開催される。主催は東中野5丁目小滝町会。
新宿区に隣接する同町会。岸哲也会長によると、町会内には古くからの住民と多様な文化的背景を持つ人が世界中から移り住んで暮らしているという。「Diversity and Inclusion(多様性と包摂)を活動方針に掲げ、誰でも気軽に参加できる楽しい町会を目指している」と話す。
今回のイベントは、「世界一」と呼ばれる物を経験する機会を提供することで、多くの地区住民や参加者に生涯忘れることができない思い出を作ってもらいたいと考えていたところ、町会員の中西啓介さんから、世界一臭いといわれるスウェーデンの保存食で缶詰の「シュールストレミング」という食べ物を通販で購入したが、開ける場所が見つからないので町会メンバーで開けてはどうかと提案があったという。
せっかくなら多くの人が参加できる町会の公開イベントにしようと岸会長は「アイデアを出し合い、試食だけでなく、私たちの街づくりや未来社会について議論するイベントに仕立てた」と話す。缶詰を開封する「開封の儀」だけでなく、缶詰を使ったメニューを200食程度用意し配布するほか、「スウェーデンの食と地球の未来」を語り合う会、「世界一を食べた夏の思い出」トークセッションも実施する。
「生涯忘れ得ぬ一夏の思い出をぜひ」と話す岸会長は「万が一衣類に魚や魚由来の水分が付着した場合は、もう着られなくなる可能性が高い。お気に入りの服での来場は控えてほしい。シュールストレミングに起因する事故や汚損について主催者側では責任を負いかねる」と念を押す。
開催時間は10時30分~14時(開封の儀は12時ごろを予定)。参加無料。