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ジャズ奏者の外山喜雄・恵子さん夫婦、ギャラリー冬青で「ジャズの聖地」写真展

写真展「ニューオリンズ行進曲-ルイ・アームストロングを生んだ街-」作品 © Yoshio and Keiko TOYAMA All Rights Reserved

写真展「ニューオリンズ行進曲-ルイ・アームストロングを生んだ街-」作品 © Yoshio and Keiko TOYAMA All Rights Reserved

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 ジャズ奏者の外山喜雄・恵子さん夫婦の写真展「ニューオリンズ行進曲-ルイ・アームストロングを生んだ街-」が現在、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で開催されている。

(関連フォト)写真展「ニューオリンズ行進曲-ルイ・アームストロングを生んだ街-」の様子

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 喜雄さんは1944(昭和19)年、東京生まれ。早稲田大学入学後すぐにニューオリンズ・ジャズクラブに入り、同じ大学に通うピアノ・バンジョー奏者の恵子さんと出会い、結婚。1968(昭和43)年、夫婦でブラジル移民船に乗り込みニューオリンズへジャズ武者修行の旅に出る。以後5年にわたりジャズの故郷でジャズを学び、ヨーロッパ、アメリカ各地を演奏旅行する。このときの5年間、「この『サッチモとジャズ』を生んだ街の貴重な風習や、スウィンギーな黒人社会を記録しなければ」という思いで夢中で撮った写真は1万ショットを超えたという。この中から夫婦が「厳選した」27点を展示している。

 夫婦は現在、「外山喜雄とデキシー・セインツ」(1975年結成)の国内ライブや海外ジャズフェス、東京ディズニーランドの人気グループとしても活躍。随筆、ジャズ評論の執筆活動の分野でも活動し、スイングジャーナル誌で多くの写真、エッセーを発表。1994(平成6)年には日本ルイ・アームストロング協会を設立、ニューオリンズの子どもたちに楽器を贈る運動に取り組み「銃に代えて楽器を」の運動で2005(平成17)年8月には外務大臣表彰を受けた。その直後、ニューオリンズはハリケーン「カトリーナ」で被災し、同市の支援活動にも取り組んでいる。

 開廊時間は11時~19時(水曜は21時まで)。日曜・月曜・祝日休廊。今月27日まで。

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