中野の小劇場エリア「ポケットスクエア」（中野区中野3）内「テアトルBONBON」で8月31日～9月4日の5日間、舞台「バハラナ～愛しのフィリピーナ～」が上演される。企画制作はフリーハンドとWITHYOUエンタープライズ。

（関連フォト）小劇場エリア「ポケットスクエア」内の「テアトルBONBON」（手前左）

　フィリピンの言葉「Bahara na（＝「何とかなるさ」の意）」をタイトルとした同舞台。製作総指揮はフリーハンド社長で「夜王」「女帝」を代表作とする漫画家の倉科遼さん、プロデューサーはWITHYOUエンタープライズ社長で役者としても出演している奥野裕介さんが務める。キャストは宮崎ちはるさん、兵藤美帆さん、奈良平愛実さん、だんしんぐ由衣さん、小紫怜奈さん、柴田時江さんらメインキャスト陣のほか、吉田来深さん、大橋篤さん、細川良夢さん、赤沼正一さん、上杉潤さん、アレスさん、奥野さんらが務める。

　ストーリーは、遊び慣れた石川と恋愛未経験の小林の対照的な2人が共にフィリピーナの魅力に引かれ、いつしかフィリピンパブ「麗人館」の常連となっていく。だが徐々に明らかになっていく、ビザ問題、偽装（イミテーション）結婚、超過滞在（オーバーステイ）、DVといった女たちが抱えている問題の数々。彼女らと真っ向から向き合う石川と小林、そしてそれを取り巻く街の人々。知られざるフィリピンパブでの物語を、コメディーを織り交ぜながら描くヒューマンストーリー。

　奥野さんは「舞台はフィリピンパブで、不法滞在やDVなどにもせまる社会問題を反映した物語となっているが、エンターテインメント性に富んだ明るく楽しい痛快な舞台となっているので、いろいろな世代の人たちにぜひ見に来てほしい」と話す。

　昼と夜の2部公演。チケットは3,850円～7,500円で、非売品ブロマイド付き特典がある席や「コロナに負けるな支援チケット」などのほか、オンライン配信チケットも用意する。