フォトグラファー・スケーター荒川晋作さんと関川徳之さんのプロジェクト「川」写真展が9月7日、廃業した街の写真館をリノベーションしたギャラリー&バー「スタジオ35分」(中野区上高田5)で始まる。
2人はスケートボードを中心とした写真誌「川」を2020年から制作。同写真展は、オークラ出版から半年に1冊のペースで出してきた「日常自体」「バランス?」「こころ」に続く4冊目「◯」の出版を記念して開催する。2人のチーム名でもあるプロジェクト名は2人の姓に共通する文字「川」から取った。10代からスケートボードとカメラに没頭する生活を続けているといい、近年は釣りざおを持って撮影しながら世に隠された「スポット」を求め歩いているともいう。
ギャラリー店主の酒航太さんは「スケートボードと写真表現は常に親密につながっていて、アメリカのスケートボード誌の『THRASHER MAGAZINE』などは40年以上前からある。スケーターは世の中をそこでスケートが可能かどうかという視点で見ているため、誰もが見過ごすような場所や時間を彼らは大事にする。近年スケートボードはオリンピックや大きな大会などで盛り上がっているが、『川』が切り撮る写真には競技では決して感じられない路上での興奮や楽しみが詰まっている」と話す。
開催時間は16時~22時。料金は1ドリンク制(500円~)。日曜・月曜・火曜定休。10月1日まで。