「ルイ・ヴィトン」のトランクコレクター前田勝介さんの個展「『旅に出よう!』100年前のパリへ」が12月9日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階のアートギャラリー「Gallery リトルハイ」で始まる。
(関連フォト)タイタニック号のポスターを背景にしたペーパーミニトランク
工業デザイナーで、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」アンティークトランクのコレクターとして世界的に知られる前田さん。所有する「ルイ・ヴィトン」トランクは約100点で、そのほとんどが1880年代から1940年代に受注生産で作られた貴重な物という。関連小物や広告など当時の資料を含めた1000点以上の膨大なプライベートコレクションを、展示会や個人ミュージアムなどで公開している。
同展では前田さんの所蔵するコレクションを資料に、紙で精密に再現したミニトランク約30点を展示する。それぞれ、細部のディテールや一つひとつの固有の旅の傷も忠実に再現している。
廊主の小高均さんは「まるで歴史の一こまを切り取って当時の空気感と時間を封じ込めたような小さなフレームの中を眺めながら、ペーパーミニトランクと一緒に時空を超えたすてきな旅に出かけてほしい」と話す。
開催時間は12時~17時。水曜定休。入場無料。12月18日まで。