焼き肉店「焼肉GEN（源）」（中野区本町3、TEL 03-6276-4588）が中野警察署西交差点近くにオープンして1カ月がたった。運営はGIVERS（中野5）。

（関連フォト）（左から）川埼佑子さん、店長の山崎琴実さん、飲食事業責任者の戸塚直行さん

　11月1日にオープンした同店。席数は、カウンター＝4席、テーブル＝32席。個室2室がある。「この街を源気（げんき）にする焼肉屋」をコンセプトに、中野区内の事業者のみを仕入先に使う。仕入先は、酒類が「広島屋」（中央3）と「味ノマチダヤ」（上高田1）、肉類は「肉匠丸富（丸富商店）」（本町3）、野菜類や一般食材などは「クサマ」（弥生町1）、麺類は「大成食品」（新井2）、生ワカメは「勝田商店」（中野5）から仕入れる。

　IT企業「スフィアリンクス」（中野5）と共同開発したテーブルオーダー兼顧客管理システムも利用。座席に設置した端末で前回の注文内容やアレルギー情報を提供する。来店頻度に応じてクーポンを発行するなどDX化でサービスを追求しているという。

　GIVERS飲食事業責任者の戸塚直行さんは「中野駅南口の鳥肉チェーン店で7年間務めたが、コロナの影響があったり、物件の更新時期が重なったりして、将来のことを考えていた。かねてより皆を元気にでき、何かの晴れの日に使える焼き肉店がやりたいと思い、友人に相談しながら店を立ち上げる準備を進めた」と話す。

　肉メニューは、戸塚さんが薦める「大とろタン（上タン）」（2,000円）や店長の山崎琴実さんが薦める「本日の和牛希少部位5種盛り合わせ」（3,000円）のほか、タン、ハラミ、内臓、豚肉、鶏肉や、丸富牛のロースやカルビ、炙（あぶ）りレバーや炙りハツ、炙りユッケ、センマイ刺し、肉の握りなどを用意する。価格帯は590～3,500円。

　フードメニューは、「源サラダ」（690円）や「キムチの3種盛り合わせ」（690円）などのサラダ・ナムル・キムチ類、「青唐辛子のねぎあえ」（490円）や「チーズチヂミ」（890円）などの一品類、「ふわとろ玉子スープ」（590円）や「炙りユッケビビン麺」（990円）などのスープ・麺類、デザート類を用意する。ドリンクメニューは、「キリン一番搾り」生などのビール類、ホッピー類、ウイスキー類、サワー類、マッコリ類、カクテル類、焼酎類、日本酒類などを用意する。

　中野駅北口の織田調理師専門学校（中野5）の卒業生でもある山崎店長は「レストランに携わっていたがコロナの関係もあり全力で飲食業に関われなくなっていたときに、地域を元気にする新たな飲食をやってみないかと声をかけられた。自分も料理人としての産地は中野。地域の皆さまの元気の『源』でありたい。地域の事業者も来店客も、皆が元気になれる場所づくりを心がけている」と話す。「来年の夏には自社菜園で社員が育てた採れたて野菜を提供する予定。地域と結びついての地産地消を目指す」とも。

　営業時間は16時～23時（土曜・日曜・祝日は12時から）。