日本初の会員制総合スポーツクラブ「東京アスレティッククラブ」(中野区中野2)の子会社でフィットネス用具の輸入販売を手がけるフィットネスリンクジャパン(同)が12月27日、総代理店として韓国のチョコレートメーカー「Tree To Bar(トリトバ)」社製チョコレートの国内販売を始める。
1969(昭和44)年に同所で創業し、翌年には「日本の会員制総合スポーツクラブ発祥の地」となった同クラブ。都内を中心に大阪なども含めて10拠点を構える老舗のスポーツクラブで、今年6月にはマレーシアに初の海外店舗を出店したほか、全国60施設以上の自治体のスポーツ施設の管理運営も手がけている。
同社の正村宏人社長は「総合スポーツクラブとして、海外から健康管理システムやフィットネス機器やグッズだけの輸入販売だけでなく、食にも視野を広げなければと考えていた。体づくりは食生活の観点も重要で、かねてポリフェノール効果について興味を持っていた」という。
商品は、トリトバの代表的な商品である、サラミの形をしている北イタリアの切って食べる「サラミチョコレート」、ブルーベリーなどのフルーツやアーモンドなどをチョコレートでコーティングした「ボトルチョコレート」、カカオの実の果肉を除去しないまま発酵・乾燥させた35%~85%でのカカオ濃度をそろえた「ナチュラルチョコレート」、クッキーとチョコレートをバーにした「バーチョコレート」など。そのほかグラノーラやカカオスープ、セット商品などを用意する。
トリトバは韓国ソウル市近郊の田舎町で2015年に誕生し、南米エクアドルのカカオの産地で営業するパロサント農場からカカオビーンズを直接仕入れてチョコを製造しているチョコメーカー。正村さんは「純度の高いポリフェノールを体に取り入れることも体づくりには欠かせないし、こだわりのカカオで一生懸命チョコを作っている、この若い夫婦も応援したいと考え、総代理店に名乗りを上げた。有名百貨店などでもぜひ扱ってほしい」と話す。
公式ウェブサイトで販売するほか、百貨店などへの卸販売も検討を進めている。