ブックアーティスト赤井都さんの豆本展「秘密の宝箱」が4月29日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階のアートギャラリー「Gallery リトルハイ」で始まる。
同展は、「豆本づくりのいろは」「そのまま豆本」(以上、河出書房新社)、「楽しい豆本の作りかた」(学研パブリッシング)などの著者で、2006(平成18)年に行われた国際的な豆本コンクールでハードカバー豆本で日本人初のグランプリを受賞して以来、2007(平成19)年、2016(平成18)年、2021年、2022年にも受賞している赤井都さんの個展。
ギャラリー店主の小高均さんは「豆本の歴史は古く、ヨーロッパでは16世紀ごろには携帯用の聖書が盛んに作られていた。日本でも江戸時代には、おひなさまの道具の中に作られた小さな本などが娯楽用の玩具として人気があった。豆本の中に収められた魅力ある物語を読み、独特の活字や美しい挿絵を楽しみ、さまざまな素材を使った素晴らしい装丁をめでるなど、読んで、見て、コレクションして楽しむ小さなアートが豆本。美しくすてきな赤井さんの豆本を眺めながら豆本アートの楽しさに触れて自分だけの秘密の宝箱を見つけてもらいたい」と話す。
開催時間は12時~17時。入場無料。5月7日まで。